製造スタッフさん集合

クラフトプラスには、クラフトマンがいる。

生産性一辺倒からは
決して生まれない
プロダクトたち。

職人たちの連携から生まれる想いの深さ、チームワーク。そこには製品を生み出している職人たちのコダワリが詰まっています。万にひとつのキズでガッカリさせない、手にして喜ぶ人の笑顔を思い浮かべる…など、思いは人それぞれ。ひとつひとつ、クラフトプラスの製品には多くのスタッフが全身全霊で関わっています。

プランニング

簡単な作業は面白くない。
新しいことにチャレンジする。
だから面白い。

木屑が舞い、木の切れ端とともに一日を過ごす。レザー巻きのノリのスプレーガンやインパクトドライバーの音が複雑に響きあう工房内。水に浸けてみたり、型枠にハメ込んでプレスしてみる、熱を加えたり、切り込みを入れたり、圧力を加えたり…いつでも常識を打破し、木の可能性と格闘しています。

開発風景

杢と手。木へのコダワリ。

一生愛したいモノを育てていく。本当に良質なモノを使って、長い時間愛し続ける…。そんな発想こそがモノ好きに相応しいサスティナブル(持続可能)な考え方。こんな発想にこそ注目したいのが「木」素材であり、それをカタチにする「杢」たる職人。どれだけ高価なクルマであっても、やはりそこは工業製品。人の手が作り出した一品モノの価値には叶わない。愛車に乗るたびに胸を張れる、一生モノがいつでも自分を迎えてくれる。それは自分の部屋に帰ってきたような心地よさにも似ています。

厳選された木の画像

毎日使いたい、
一生モノの風格。
こだわりの木素材
“2つ”の特別。

触れるたびに気分を上げてくれる上質感が車内の空気をも格上げする。手作業だからこそなし得る精巧なデザイン。木の本質を知る杢職人だからこそ譲れないあれやこれも。ブラックウォールナットとホワイトアッシュ。貴重な天然のこの2つの木材を岐阜の木材市場で仕入れ、天然乾燥、機械乾燥を繰り返し木の収縮を極限まで抑える。日本の風土に馴染むよう管理・保管。そののち、その木目を最大のデザインとして熟練の職人たちがひとつひとつのパーツに仕上げていきます。

MOKU

貴重な素材から厳選された
部位だけを慎重に選び抜き、
贅沢に使用する。

ホワイトアッシュ

しなりが良く家具材にも最適なホワイトアッシュ。車内でもくっきりとその存在を浮かび上がらせ周囲を引き立てる。白系の色合いはコーディネートしやすく、爽やかな車内空間を演出するのに最高の素材。より白さが際立つ部分を厳選し使用します。

ブラックウォールナット

寒い地域でしか育たないため太りにくく、中身はギューッと詰まって育ち、細く繊細な縦縞の木目が表れるブラックウォールナット。油分を含み使い込むほどに艶が出る。その強度と美しさ、高級感あふれる落ち着きのある木肌、色調も人気の秘密です。

コダワリを詰め込んだ
一風変わったプロダクト。
それこそが我々の考える
「高級」

煌びやかなプロダクトを高級というのであれば、我々の思う高級とは少し違います。例えばアシストグリップ。持ち手となる部分は技術と手間暇を掛け真円に近く削り出していきます。その形状はより純正に近く室内にあって違和感のないもの。塗装工程もつや消しのマットなウレタン塗装をすることで、深みが出て濡れ感を出しています。それがより汚れにも強い処理となります。そんな作業工程もあって、クラフトプラスのアシストグリップは一日に5個が生産の限界。

カップホルダーは65mm~80mmの厚い無垢材のブロックからひとつひとつ削り出したコダワリの品。そのほとんどが木屑となり使用されません。このカップホルダー用の木の調達だけでも困難を極めます。そこまでして得られるのは、木目の繊細なつながり。些細ですがそんな細部に職人の魂が宿っています。 木材の仕上げ塗装にしても木材に沿って考えて塗るという必要があります。それは水を張ったように塗らないと艶にムラが出てしまうから。木材への加工は一発勝負。DIYされることも多い木材ですが、一期一会を知る杢職人だからこそわかる手間暇があります。ふたつと同じ木目は存在しない。それだけにいつでも真剣に製品と向き合います。

PREMIUM

え?そんなこと?を
積み重ねる。
それがクラフトプラス流高級感

接着剤おそらく多くの人が見過ごしてしまう、ウォールナットを3層に張り合わせる作業に使用するボンドの存在。そのわずかなボンド層にもこだわり、ボンドをウォールナット色に着色してから使用する。曲面部分になればなるほどそのわずかな層にこだわりたくなるのです。

3層構造木は呼吸をします。車内は温度変化のすごい場所。だからこそ最悪の場合、割れてしまう恐れがある。そんなことも考慮してクラフトプラスのアシストグリップは縦と横の木目を互い違いにした3層の木素材の組み合わせの塊から削り出すことで最大の強度を保っています。

5工程もの細かなステップを踏む
仕上げ作業もコダワリ

180番→240番→ウレタン塗装(下塗り)→400番→トップコーティング 180番→240番→ウレタン塗装(下塗り)→400番→トップコーティング

サンドペーパーと塗装、その仕上げ作業に5工程もの細かなステップを踏む。職人にしかわからない微細な形状の違いを感じ取ってはまた修正。カタチにもこだわり、徹底的に磨き込む。木の調達から初めて約半年がかり。ようやく製品として出荷されます。

ヒトがつくる。

クラフトプラスの現場での一日には、常に心地良い緊張感が走っています。それは失敗が許されないから。岐阜にある自分たちの工房から、自らの商品を生み出せる強み。 ふたつと存在しない木目の製品と生地を紡ぐ。レザーの巻き工程ひとつをとっても、人が作っているようには決して見せないくらいにシワなく丁寧な作業を心がける。資材を仕入れ、適切な乾燥を行い、永く使えるように管理・製造する。ひとつひとつムラのある天然素材を相手にするため素材に対する作り方も変えています。木というものはしつけが大きく影響する素材です。それは夏と冬では温度や湿度など環境が異なるためでもあります。

車内という過酷な環境での使用を考慮しての耐久テストは日々のこと。車内での話ですから、もちろん”使う”ことを前提に開発。美術品とは違う”道具”としての使いやすさや剛健さも求めます。一見、ミスマッチかもしれない素材に着眼する。本来であれば洋服や住居に使うような素材を車内に採り入れてみる。使う方のシチュエーションや趣味、ファッション、色々な連動性にまで想いを巡らせることでようやくカタチに。当たり前を打破し、前に進む。意外かもしれませんがクラフトプラスの製品には、そんな人間くささが備わっています。

ヒトがつくる。